お久しぶりとなったレビューはコチラ。
漫画で再始動となったダグラム、に付属のプラモデルです。
練りこまれたパーツ分割と最新のプロポーションが見所です。
「パッケージ」
劇中のシーンですがアングルが違うので豪華にも書き下ろしイラストなのでしょうか。
「裏面」
プラモ製品っぽい解説が踊ります。
「完成」
一緒に封入されている漫画一巻の表紙とプラモの姿が違いますが、今回キット化されたのは劇中のとある状態を再現しています。
詳しいシチュエーションはぜひこのフルカラー漫画を読んでご確認下さい。
「太陽の牙」
「背中にはバリエーション展開を予想させるジョイントが見える」
ダグラムはリアルロボットアニメの源流の一つであり、あのボトムズの前番組でもあります。
全75話というサンライズ最大の話数と高視聴率を併せ持つ偉大な作品ですが、いかんせんリアル過ぎなのかスパロボ等への露出が少なく暫くの間は影が薄い印象でした。
「プラモデルとしてのサイズ感はHGガンダムと同等、なおスケールは半分」
しかしマックスファクトリーのプラモデルシリーズ展開もあり、その人気が再確認されたのか、今回めでたく漫画でのリブートも始まりました。
機体デザイン的にも変化があり、ヒーロー体型寄りになっていますね。
「可動範囲は少々狭いか」
ロボット作品ですが政治劇を前面に押し出し、重々しい展開が光っていたアニメ版と比べると、Get truth版は空気感はそのままにスピーディな印象を受けます。
「ポリキャップレスなので各関節部の渋みは各自調整を」
最近ではアニメでも漫画でも長いだけで敬遠しがちなので、追いかけるのにフィルターは一つでも少ない方が助かります。
「プラモとしての見せ場の一つはこのキャノピー」
窓枠とクリアパーツが分割されており、塗り分ける必要がありません。
パイロットであるクリンも造形されており、角度的に顔をとらえるのは難しいのですが、胸の辺りがしっかり確認できます。
「ダグラム、走る」
ダグラムってそうやって走るんだっけ……?
という感じの新しいダグラム像を絵としては描きつつ、アニメ版の監督も監修についているので心配は無しです。
「腕は肘の辺りで回転できるので関節の解釈は自由」
プラモデルとしては簡易キットであるかのようなパーツの少なさで可動と色分けを再現している技術的にはハイレベルな物に仕上がっています。
本当に最低限のパーツ数を目指してやりくりしている感じさえあり、左腕などはしっかりと組付けないと可動しなくなってしまいます。
「股関節は引き出し機構搭載」
元々のデザイン上、足を上げるのは難しいのですが一応ケアされています。
パーツ数の関係で開脚は不得意ですが、接地性の高さで補っています。
「こうして見ると頭部周りの色分けが若干物足りないか」
装備されている油圧式カッターアームの肘関節は非可動です。
「僕らの理想を呪うなら死神の大群だって打ち倒してやる!」
ファン的には漫画巻末の対談も必見です。
機体だけでなくキャラクター達もデザインが変化しており、その理由が語られています。
「巨人は若者の声を聞いた」
漫画もさることながら新デザインの機体がいきなり立体化された事が期待を感じさせるGet truth 太陽の牙ダグラム。
漫画で活躍する新たなるダグラムが、組み立て簡単で手に入るという点がファンにはまず嬉しいと言えます。
この特装版で、久しぶりにデロイアの二重太陽の下に赴いてみるのはいかがでしょうか。
以上「Get truth 太陽の牙ダグラム 1 プラモデル付き特装版 レビュー」でした
ダグラムは周年イベント中なので(静かに)お祭りが行われている
当然だが過去のプラモは新しくても古くてもGet truth版ではなくアニメ版