レイドバックモデリング

小難しいことはせず、ゆるく模型を作ります

フレームアームズ・ガール イノセンティア レビュー と 美少女プラモの急先鋒FAガール

スポンサーリンク

f:id:simpL:20180520004945j:plain

 

 美少女プラモがシーンを席巻した2017以降、既にジャンルとしては市場に定着したと言っても過言ではありません。

正直未だにどう扱ったものか判断できない状態ですが、勇気をだして組み立ててみましょう。

フレームアームズガール、イノセンティアのレビューです。

 

 

 

f:id:simpL:20180520005403j:plain

「肌色のランナーです。肌色のランナーって響きがスゴイですよね」

 

 

f:id:simpL:20180520005550j:plain

「こんなパステル調の成型色があるとは」

 

 

f:id:simpL:20180520005705j:plain

「黒パーツは銀の粒子感のある不思議な色、アーマードコアプラモでもこうでしたね」

 

 

f:id:simpL:20180520005903j:plain

「メカやアクセサリ部分は赤ランナーが担当」

 

 

f:id:simpL:20180520010020j:plain

「肌色のポリキャップ……こんなこと出来るの?」

 

 

f:id:simpL:20180520010122j:plain

「塗装済みパーツ、そして顔は瞳がプリント済みです」

 

 

f:id:simpL:20180520010240j:plain

「……ただ組み立てただけで美少女フィギュアみたいになっただと?」

 

 フレームアームズガール イノセンティアは、フレームアームズガールにおける「素体」にあたる存在です。

 

大元のフレームアームズは骨格であるアーキテクトにパーツをかぶせていく方式で、このアーキテクトもフレームアームズガールになっています。

 

フレームアームズガールでは骨格よりも更に下の状態なのが「マテリア」です。

以前にライナップされたマテリアの設計を見直し、プラモデル的にバージョンアップさせたのがイノセンティアなのです。

 

 

f:id:simpL:20180520010954j:plain

「可動へのコダワリがもう危険水域」

 

 フレームアームズガールは2015年から展開を開始しています。

 

個人的には最初は「悪ふざけだろ」と思っていましたが、発売されてみるとそのこだわりきった作りや加工のしやすさから瞬く間に人気のシリーズとなります。

 

最初は同人誌に発表された少数のイラストだったと思います。

 

 

f:id:simpL:20180520011325j:plain

「シンプルながら効果的な肩の引き出し機構」

 

 何らかの偶然で企画がスタートしたらしく、同時期に同社から発表されている「メガミデバイス」とは実は別のラインです。

 

インタビューでは「社内の敵勢力」と冗談めかして書いています。

 

 

f:id:simpL:20180520011720j:plain

「イノセンティアはアニメにも登場していますね(一瞬だけど)」

 

 さて、プラモデルとしてのイノセンティアはどうか?

買ったはいいが温存していた自分の不明を恥じるレベルでした。

 

コトブキヤトと言えば鋭いパーツと度を越えた分割で、いわばコアな層を狙ったプラモデルを作るというイメージだったのです。

 

イノセンティアは鋭く細かくパーツはそのままに、組み立てやすさを担保したスマートなプラモデルとなっていたのでした。

 

 

f:id:simpL:20180520012530j:plain

「ところでお嬢さん、あなたの髪の毛うっかり手に刺さる位には鋭いですよ」

 

 組み立てやすく、それでいて可動範囲を確保している。

それゆえか、当初から普段プラモデルを買わない層が手にとっていたようですが、イノセンティアに至ればもう確信犯です。

ドール衣装用の首パーツを標準でキットに含んでいます。

 

 

f:id:simpL:20180520012931j:plain

「戦闘形態! フレームアームズガール、セッション!」

 

 普段からロボット物プラモデルを作る層。

あまりプラモデルは作らないけど、フィギュアなどを集めている層。

そして、ドールを好んでいる層。

 

フレームアームガールの一撃は多くの分野に衝撃を与え、また多くの分野に対応できるポテンシャルを持つプラモデルでもありました。

 

 

f:id:simpL:20180520013334j:plain

「あ、スタンドは付属してないよ、気を付けて」

 

 丁度というか、市場が飢えている時期でもありました。

武装神姫というフィギュアがあったのですが、ファンたちはフィギュアで遊ぶのみならず、自らで様々なオプションパーツを作成したりしていました。

 

その武装神姫の展開が終了してしまい、自らの手で二次創作的に遊べる立体物が無くなっていた時期でした。

 

また、武装神姫とフレームアームズガールは「顔」が同じだったりするのも喝采をもって迎えられた理由の一つかもしれません。

 

 

f:id:simpL:20180520014056j:plain

「そして、これはバンダイだからこそ、出来ない」

 

 フレームアームズガールを皮切りに、多くの美少女プラモが登場しています。

あのバンダイでさえも例外ではありません。

 

フレームアームズガールは細かく鋭利なパーツを使うゆえに、この優美な体のラインを実現できます。

バンダイもやろうと思えばできるでしょう。

 

しかし、多くの顧客を持つガンプラというジャンルゆえに、安全を守るという意味で、それは出来ない。

 

コトブキヤが危険という話ではなく、バンダイという大企業として、少しでもケガをする恐れのあるものを提供するリスクは負えないのです。

 

 

f:id:simpL:20180520014641j:plain

「あ、もう一個言い忘れてた。髪型は色々なパターンを選べるよ」

 

 フレームアームズガールの行き過ぎた冒険心が、プラモデルシーンに与えた影響はとてつもなく大きい。

 

折しも今はフィギュア業界の転換点でもある時代です。

 

完成品フィギュアではなく、しかしそれにとって代わる為の必然として、フレームアームズガールは現れたのかもしれません。

 

f:id:simpL:20180520015121j:plain

「アクションポーズも難なくこなす。アクションフィギュアの立場が……」

 

 手に取った人がどのような人であれ、様々なアプローチができるのもプラモデル製品の良いところです。

 

組み立てただけで満足か、ちょっと色を塗ってみるか、オリジナルの武装を作ってみるか、或いは彼女らに服を用意してみるか。

 

組み立て以上に、完成品フィギュアとプラモデルには違いがあったりするのです。

思い返せば、武装神姫はユーザー側で拡張できる余地があったから人気だったのでしょうね。

 

 

f:id:simpL:20180520015725j:plain

「うしろで何やってんの?」

 

 フレームアームズガールも発売から数年が経過し、今やコトブキヤの強力なキャラクターとなりました。

 

またアニメ化も果たし、多くの人が知る存在ともなったのは、それだけフレームアームズガールのプラモデルとしての形式とキャラクターの再現度が優れていたからではないかと思います。

 

余談ですけどプラモデルを原作とするアニメ作品ってすぐには思いつきませんよね……

 

 

f:id:simpL:20180520020338j:plain

「武装が無いから物足りない? そうだな、何か仕入れてくるか……」

 

 シンプルな設計でありながら、美しい体のラインと高い可動性を実現し、拡張性にも目を向けているフレームアームズガール。

イノセンティアはそのスタンダードなキャラクターとして、しかし完成度に驚かされます。

 

新ジャンルのプラモデルシリーズとして、一回は組み立ててみることを強くオススメします。

 

以上「フレームアームズ・ガール イノセンティア レビュー と 美少女プラモの急先鋒FAガール」でした。

 

あれ、あんまりイノセンティアの話してない……?