SDガンダム創傑伝より呂布シナンジュが完成しましたのでレビューします。
三国伝に引き続き大型セットで、武器組み換えや本体に隠されたギミックなど見所の多いガンプラです。
後半には改造という程大がかりではありませんが、足を延長してマンガ蒼翔記のイメージに近づけるカスタムも行っていきます。
「パッケージは大箱」
「張遼サザビーより楽かと思って取り掛かったらそれ以上に時間がかかった」
「背後までは責任持てませんスマン」
「流れの用心棒、呂布シナンジュ」
色々すごいカラーリングですが、エングレービングへの塗装はご存知シナンジュメソッドで意外と楽に対応可能です。
ラッカー塗料のゴールドでとりあえず塗装して、エナメル塗料のブラックで上塗り、はみ出した部分をエナメル溶剤でふき取るというもの。
リアル体型のガンプラだとそこまで活用できませんが、SDだととても効果的な塗装方法です。
「方天画戟」
その他ゴールドやメタリックバイオレットなどは筆で根気よく塗っていくのが最終的には一番早いと思います。
エアブラシ派でもマスキング地獄が待っているので速度的には似たようなものになると考えられます。
「分離。大画戟と方天戦斧」
創傑伝はギミック少なめのガンプラが多いのですが、呂布シナンジュは武装が既に面白いです。
四振りの武器が分離合体して様々な形態に変化します。
ちょっと見えにくいですが、一部の武器は背中のウイング部分にマウントできます。
「紫炎頭尾」
コレはシナンジュのビームアックス・ナギナタの原型をとどめています。
蒼翔記ではこれを装備した状態でまず登場してきますね。
「分離。紫炎刀」
設定上は合体させておいた方が消耗も大きいが強いはずですが、いきなり分離させて戦闘開始しています。
「全力でかかってこいよ」
ところで可動範囲ですが、左右の腰アーマーに加えて前後のアーマーまで大型の為、下半身の可動がほぼ死んでいます。
ついでに肩両先のアーマーが腕に干渉し、肩自体が頭部に干渉する為、上半身の可動もおぼつきません。
強キャラゆえに装飾がゴテゴテした結果、可動面が弱くなる言わばあるあるです。
「方天紫炎弓」
全ての距離において武装を有するさすがの大型キットです。
必殺技の記載はありませんが、蒼翔記で「滅我大絶壊」という技を方天画戟で放っています。
「SFバイク赤兎馬」
それホントに赤兎馬って名前のままでいいの……?
三国伝でも呂布は赤兎馬とセットでしたが、あちらは馬がバイクに変形するという内容でした。
それはそれで赤兎馬でいいのかと今になって思いますが。
「今回はメモリも二枚付属」
地味に好きな要素であるメモリもきちんと装着……しているのかなコレ。
赤兎馬には赤兎馬メモリが操作盤(?)の辺りに刺さっています。
もう一枚はトータスメモリ、呂布の腰アーマーに保管してあります。
トータスなのは三国伝において四神をモチーフとした重要キャラがおり、呂布トールギスが玄武を担当していたのを踏襲したものと思われます。
「なぜか頭の飾りを赤兎馬に移す」
バイク後方から背中へのジョイントが伸びる仕様なので固定には問題ないのですが、ハンドルがない設定なのが意外です。
「でもハンドルらしきパーツは付属」
説明書で使わないパーツ扱いですがハンドルを付ける事はできますどうなってるの。
赤兎馬はガンプラ的には単品のトリニティバイクに追加パーツを被せたものですが、ハンドルは赤兎馬ランナー側にあるので謎は深まるばかり。
まぁバイクに乗った姿がカッコイイのであまり考えない事にしましょう。
「赤兎馬の塗装も油断ならない」
モールドが微妙な所に色を乗せないといけないので赤兎馬も色を塗るのは結構大変です。
基本赤一色なので塗らないと味気ないかもしれません。
「ここからは足を延長する」
そう言えば創傑伝の足の構造って……と思ってやってみたらそのままいけました。
ご覧の通り改造という程でもありませんがSDクロスシルエットの高身長フレームの太腿辺りがそのまま移植できます。
足が伸び、左右の腰アーマーもわずかですが位置が下がります。
「効果は絶大」
蒼翔記のようなスタイリッシュな体型に早変わり。
元は元でSDらしさがあるのですが、蒼翔記がカッコイイのでこのバランスにしたかったのです。
塗装しているからかもしれませんが、クロスシルエットフレームの方が微妙に白化しているので少々軸を削ると安全かもしれません。
「このままお宅訪問するだけさ」
武を追求する者同士の相棒でしたが、初登場の時点から人間性の部分で若干すれ違っています。
呂布は謎の多い人物ですが圧倒的な武勇を持ち、しかし政治力に欠ける人物という部分はフィクションでも共通しています。
三国伝に引き続き戦いに拘る戦闘狂という性格ですが、金の為に躊躇なく弱者を叩きのめしても後ろめたさは無いという、より悪役的な印象になっています。
「まずは再会を喜べよ曹操!」
更に「戦いのニオイがする」という理由で大陸全土を危機に陥れる人物に付き従っているので、ある意味三国伝の呂布よりもクレイジーな人物です。
呂布は史実でも劉備、曹操といった三国トップとの因縁が非常に深い人物で、それが今日の露出の多さに繋がっているものと思います。
なお上の写真では曹操もクロスシルエット足延長手術を行っています。
「例によってまさかのマスクオフ」
シナンジュがガンダム顔……ナルホド、まぁコレは目の色から言ってもシナンジュスタインが元ネタですね。
いや何がなる程なのかという話ですが、創傑伝のガンプラは基本ガンダム顔でいくという事なのでしょう、女性キャラ以外は全てガンダム顔ですし、女性も多分ガンダム顔なんですよねあれは。
「待て次回」
これだけやってもまだ貂蝉クシャトリヤ付属のパーツをまとっての変身が残されていますが、それは来るべき時に。
単体でも大ボリュームのガンプラで、遊んでも楽しいのでぜひ組み立ててみて下さい。
以上「SDガンダム 三国創傑伝 08 呂布シナンジュ&赤兎馬 塗装レビュー 足延長改造オマケ付き」でした
貂蝉は同じタイミングでリリースされているので気になる方は一緒にお迎えを