今回の創傑伝は張遼サザビー。
もう塗装で体力を使い果たした感じがありますので簡単にレビューしたいと思います。
「パッケージ」
サザビー……何だその体中に走ったメタリックブルーのラインは……?
Ver.Kaのνガンダムに対抗でもしたのか……?
「塗装は正面のみ」
一応マジメには塗ったのですが、リスキーな部位の赤などは抜けています。
注意した方ですがそれでもラフな仕上がりになる程度には複雑な配色です(言い訳)。
「背中」
サザビーで言うところのファンネルコンテナに武器をマウント可能。
バックパックにはこの体型でどうやってるのか分かりませんが、ナイフメモリも刺さっています。
なおこのバックパック自体が後に曹操の合体に使われるのでサザビーのアイコンの一つが失われます。
「武器マウント方法その二」
マンガではコチラの方法で背負っています。
正面から見た時に絵になるので妥当と言えば妥当です。
「ブルーウイングコーポレーションのエース、張遼」
蒼翔記では敵として登場しながらも味方となり、曹操の部下として八面六臂の大活躍を見せる張遼サザビー。
「武装、機略双鉞(きりゃくそうえつ)」
SD三国伝ではガトー専用ゲルググという渋いがドンピシャイメージの機体が演者でした。
今回は(アムロさえいなければ)無敵の戦力であるサザビーとなり、武人・戦術家という両面を強調している印象です。
……ただ呂布との関係性、ついでにギミックを考えると機体が逆なのでは?
「剣には劇中で見せたナイフのモールドがある」
蒼翔記は三国志とはかけ離れた展開となっていますが、張遼は元は敵ながらも登用後は重用され実質曹操の秘書のように描かれるなど、人物は三国志のイメージを取り入れている部分が多いです。
「三国志演技では張遼は魏軍筆頭の武将」
私個人は三国無双で三国志デビューしているので、どうも張遼は渋めなキャラクターという印象が先行しているのですが、実際には三国志トップスターの一人。
武術と戦術眼に優れ、出自に関係なく取り立てる曹操の下で花開いた、動乱期だからこその輝きを持つ人物です。
「コミックワールドでは逆手持ちを披露」
二月のリリース分あたりから説明書にコミックワールドが掲載されるようになりました。
が、内容が薄口過ぎで物語が全然分からないのでやはりアニメ待ちという状態です。
「必殺、的刺必貫(てきしひっかん)」
急に中国っぽい名前の必殺技名ですが、今のところ劇中で放っていません。
という訳でここまで目立ったギミックの無い張遼サザビーですが、実は衝撃のギミックを実装しています。
「えっ……何それは……?」
サザビーマスクの下にあったのはまさかのガンダムフェイス。
一見何の脈絡もないのですが、元ネタがあるとしたらサザビーの前身となったバルギル、の頭部を交換した機体であるムーンガンダムではないかと思われます。
しかしムーンガンダム顔という訳でもありません、ディティール自体は似てるのですが。
「印象が一気に変わるのでコレはコレで面白い」
まぁSDガンダムは自由なのだという合言葉もあるのであまり深く考えなくても良いのかもしれません。
「なお劇中では素顔に重要な事実とかはない」
蒼翔記では社内ではマスクオフ、外ではマスク装備、フォーマルな場でもマスク装備だったりするので伊達メガネみたいなものという感じです。
「多種多様な人材が集まるブルーウイングコーポレーション」
キャラクターの魅力は高いのですが、ガンプラとして見ると塗装難易度が創傑伝最高クラスです。
気楽にオススメする事はできませんが、ちょっと苦労して達成感を味わいたい方には造型に破綻がある訳ではないので挑戦してみてはいかがでしょうか。
以上「SDガンダム 三国創傑伝 21 張遼サザビー 塗装レビュー」でした
2月リリースの皆さん。一カ月に10体近いとか出来てもやるのはちょっと……