1月に発売された創傑伝キャラの最後は董卓プロヴィデンスガンダム。
暴虐で知られる董卓と、ラスボス機のプロヴィデンスの組み合わせで貫禄十分です。
「パッケージ。ボス敵感」
「組み立てて軽く塗装」
1800年以上経っても三国志作品では常に悪役を任される者だ、面構えが違う。
SDガンダムとしては典型的な悪役顔です。
「背中とかもう塗らない」
さてご覧の通り全身に走ったマグマのようなカラーリングが失神する程厄介ですが、例によってラッカーで下地塗装→エナメルで塗る→はみ出した部分をふき取る、という正攻法が一番早いと思われます。
「武器はマウント可能」
背中のドラグーンシステムに武器を懸架できます。
意味ありげな形状ですが、これ以外に特別ギミックはありません。
基本的な設計は他の創傑伝キットと変わりませんが、足が2パーツ構成で肉抜きがありません。
「武装、焦熱刀」
マスク部のヒゲ(要塗装)がトレードマークの創傑伝董卓は設定的には炎属性っぽい感じです。
組み立てたままだと赤が足りませんが、赤いラインを入れるとそれらしく見えます。
「高い戦闘能力を有しているらしい」
プロヴィデンスなので弱くては困りますが、独裁者という敵キャラでありながらも武装や別形態など他のキャラクターに負けず劣らず強めの設定を持っています。
「地獄斬!」
董卓は三国志二番目の大ボスといった役どころでしょうか。
劉備、曹操、孫堅といった三国志を彩るキャラクター達がまだ協力して戦っていた時代、彼らをまとめて向こうに回して寄せ付けなかった暴虐の君主。
「董卓にはメモリは付属していない」
地方領主といった立場の人物で、まだ法整備も何もない時代に辺境をまとめ上げ、中央の混乱に乗じて政権を奪取している手腕など、人格はともかくとして実際には文武に優れた人物であった事が伺えます。
「そして最期、董卓は敵ではなく味方によって散った」
SD三国伝では演者が旧ザクだった董卓ですが、プロヴィデンスとなってどのような活躍をするのか楽しみです。
「それは暴君の切り札」
「凶竜形態」
マグマが全身を駆け抜け、全ての敵を焼き尽くす、見た者がいない暴走形態。
大分強い設定で殴ってきましたね。
「背後から見ると大体のパーツ移動がバレる」
組み換え自体はごく単純で、アンテナの位置を変えた頭部を回転させ両肩のパーツで凶竜の顔を形成し、腰を回転させ左右のアーマーを各両足に装着、あと剣を腰に組み付けて完了です。
単純ではありますが、効果的でもあり、恐竜っぽいシルエットにガラリと変わって面白いです。
「人によっては懐かしいと感じるか」
かつてのSDガンダムはこうったギミックは全員標準搭載のレベルだったので往年のファンは「コレコレ」みたいな顔でニヤニヤできます。
一方で創傑伝ではサイズと進化したプロポーションを前面に押し出しているので、貴重なコンセプトのキャラです。
「なお別にサイズが大きくなるわけではない」
かつてのSDガンダム漫画なら、恐竜形態になった時点で主人公の二倍以上の大きさに補正されそうです。
貴重な敵役なので主役級のキャラと並べると映えますね。
「暴虐の星」
キャラクターや複雑なカラーリングにクセはありますが、ギミックや独特のデザイン、敵の総大将である設定など、魅力ある一体と言えます。
ラッカー+エナメルという日本モデラー標準スキルツリーを伸ばしている方は少し楽ができるのでお気軽に作ってみるのはどうでしょうか。
以上「SDガンダム 三国創傑伝 06 董卓プロヴィデンスガンダム 塗装レビュー」でした
二月は計10体とか来る、備えよう