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より「ゆるく」立体物で遊びます

HGBD:R ジュピターヴガンダム レビュー ビルドダイバーズRe:RISE第一期完結を祝して

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 Re:RISEシリーズ第一期のいわば最終決戦仕様、ジュピターヴガンダムがリリースされました。

コアガンダム・アーマー・武装が一箱に収まったフルセットと呼べる内容です。

ザックリとアニメのビルドダイバーズRe:RISEを振り返りながら遊んでみます。

 

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「パッケージも厚め」

 

 

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「組み立ては……もう慣れた」

 

 コアガンダムも四機目なので素早く組み立てられましたが、普通に組んでも1時間半くらいで完成します。

 

 

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「左が通常版。右がジュピターヴ版」

 

 とりあえずコアガンダムの宙間戦闘イメージカラーは何が違うのよという話なのですが、黄色が蛍光系になり赤も淡い色合いになっています。

 

胸部のクリアパーツとサーベル刃も色が薄くなっています。

 

 

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「今回はクリアスタンドも付属」

 

 ビルドダイバーズRe:RISEは、放送形態としてYouTubeを中心に配信しているのが、まずは新しいポイントではないでしょうか。

 

 

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「ジュピターアーマーは例によってボリューム感がある」

 

 Re:RISEはビルドダイバーズの続編として開始され、地続きの物語として展開しました。

 

大きく子供向けに寄っていたビルドダイバーズと比べると、もう少々上の年齢層を狙っていた印象があります。

 

 

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「バーニアを全て後方に向け、高速形態に変形。初のアーマー単体での変形」

 

 キャラクターの多かったビルドダイバーズですが、Re:RISEではメインの四人に絞り、一人一人を掘り下げていく方式でした。

 

各キャラクターの過去や素性をミステリーとするのは物語を牽引する要素として、前回不足のあった部分なので純粋に強化された部分かと思います。

 

 

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「戦いは宇宙(そら)へ」

 

 ネットゲームを題材とするなら「相手の現実での姿」は気になる部分ですが、前回は基本的にリアルでも知り合いだったので、面白い部分を自ら捨てにいっている感じがありましたが、Re:RISEでは十分に煮詰めた上で明らかになります。

 

Re:RISEで劇中で現実生活が描かれるのは基本的に主人公のみ。

 

何やらトラウマがあって鬱屈しているというのは、断片的に物語で明かされていきます。

 

 

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「プラネッツシステム」

 

 現実での生活が描かれる主人公以外も(良い感じに)悩みがあり、人間関係のドラマとしてどうなっていくのか、しかしただの仲良しこよしとならないのも面白いポイントでした。

 

主人公達が挑む謎のクエストも大方予想通りですが「え? そういう位置関係なの?」と一矢報いてくるのも良かったですね。

 

 

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「完成、ジュピターヴガンダム」

 

 ただし、Re:RISEは作劇としては根本的な問題点があり、1期13話で「全然終わっていない」。

 

00やオルフェンズでは1期終了時点でとりあえずの結末を迎えていましたが、Re:RISEは13話の時点で「起承転」位で終わっている。

 

 

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「トゲトゲしていて全身純白なので特別感がある」

 

 2期が約束されていますが、物語としては消化不良感があります。

 

最終回における恒例、リアルでの打ち上げが今後の方針説明会の後、お通夜の帰りみたいになってしまうのも若干勿体ないです。

 

 

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「ビームガトリングガンは特にギミックはないが大型で迫力がある」

 

 そもそも最終決戦がほぼ負け……一年間放送アニメの挫折回みたいなものなので2期ありきの構成ですね。

 

意外だったのは主人公の悩みの核心も明らかにならなかった点です。

 

 

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「マニファービットは腕から肩に移動可能」

 

 大体の想像がつかなくはないですが、伏線の大半を2期に投げているのはプロットとして今一つな印象を受けます。

 

 

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「背中のマルチコンテナビットはマルチに働く」

 

 もっともRe:RISEは13話しかなく、尺は以前の約半分。

 

穏やかなストーリーでしたが、構成的にはキツキツだったものと思われます。

 

まぁ色々言ってますが一言で言うと「2期が楽しみです」、年をとると素直にそう言うためにこれだけの文章が必要なのです。

 

 

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「スタンドが沢山あると楽しい」

 

 忘れていましたがジュピターヴガンダムとタイトルにあるので、この機体の事を思い出します。

 

……活躍短い機体でしたねジュピターヴガンダム。

 

 

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「劇中では最後の切り札的な扱いのビームナックル」

 

 最終決戦ですが合体シーンや遅れてくる事もなく、というか最初から着ていたのでそのままシームレスにラストバトルへ。

 

実質的なアクションシーンは15分を切りますが、かなりアクロバティックに動き、合体後のギミックは大体使用されています。

 

 

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「活躍こそ短いが存在感のある機体」

 

 配色がこれまでのアーマーとまるで違うシックなものであり、一方デザインは往年のロボアニメの様で、確かな存在感があります。

 

ガンプラとしてもギミックも盛り沢山で、一箱で全てが揃うのも嬉しい完成度の高い一体です。

 

 

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「冒険は続く」

 

 劇中で僅かな期間しか活躍しないのが勿体ない、デザイン・ギミック共に優れたオススメの機体です。

 

配信を全て見た人は、コレを組み立てて1期を振り返りながら2期を待つのはどうでしょうか。

 

以上「HGBD:R ジュピターヴガンダム レビュー ビルドダイバーズRe:RISE第一期完結を祝して」でした。

 

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