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より「ゆるく」立体物で遊びます

SDBD RX-零丸 レビュー と ビルドダイバーズ最人気キャラの機体に迫る

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 アニメでは序盤から活躍していた零丸がついにラインナップ。

リアル体型への変形やクロスシルエットフレームの採用など、盛り沢山の内容です。

今回はシールを使ったレビューでのエントリーだ!

 

 

 

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「タッチゲートじゃない……あ、コレはクロスシルエットではないんだった」

 

 

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「メタリックレッドのランナー、意外だがクリアパーツはない」

 

 

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「赤いクロスシルエットフレーム」

 

 

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「リアルグレードと見紛うばかりのシール量。ここは戦場だ、覚悟を決めろ!」

 

 

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「ドーモ、零丸です」

 

 取るものも取り敢えずツッコんでおきたいのはパッケージのイラスト。

 

普通ガンプラというのはアニメでの設定に寄せて開発されると思うのですが、零丸はガンプラの方にイラストが合わせにいっております。

 

何が言いたいかというと、アニメとは等身が違うというレベルで差異があるということです。

 

 

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「超強引なマフラーの処理、SDではよくあること」

 

 平たく言ってしまうと、アニメでの姿を正確に再現できているガンプラではないのですが、それはそれ。

 

ですが特徴的なギミックは網羅されており、クロスシルエットフレームによって広い可動範囲も得ています。

 

武装も多数付属し、更に組み換えも可能なので、作ったり遊んだりして楽しいキットという位置付けですね。

 

 

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「武器類のほかに武装装甲八鳥(ブソウソウコウハットリ)が付属」

 

 そして前作に引き続きリアル体型への変形機構を持つSDガンダムがラインナップされたのはファンとしては嬉しい限りです。

 

零丸とアヤメさんはOPでも活躍して……ん? 待て、アニメ見てるからこんなところで写真眺めてるんだよな?

 

万が一見てないならこんなところで暇を潰している場合じゃありません、ビルドダイバーズを見に行ってきてください。

 

 

……見ました? じゃあ再開しますね。

 

 

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「カクレ形態、アンブッシュだ!」

 

 シノビ形態からカクレ形態へ変形可能です。

 

脚部は差し替えですが、頭部は差し替えなしで変形するのがスゴイポイント。

 

……シノビとカクレって名前被りしてませんかね、アヤメ=サン?

 

 

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「武装は全てマウント可能」

 

 搭乗者であるアヤメさんは、ビルドダイバーズ屈指の人気キャラです。

 

過去に色々あった為、序盤から中盤にかけては影のあるクールなキャラとしてアニメのミステリー部分を担当し、わだかまりが無くなってからは表情豊かな一面を見せています。

 

中盤の締めとなるアヤメの笑顔はアニメの第一幕を落とすと同時に、(一部の)視聴者の心も落としました。

 

 

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「忍者刀、イヤー! せっかくなので刀身はシルバーで塗ってみました」

 

 零丸自体も初期から中盤にかけては別カラーリングでの登場でした(バンシィカラー?)。

 

正式に仲間になったタイミングで改造が施されユニコーンガンダムに近いカラーになるという演出で、搭乗者であるアヤメの心境の変化を表しています。

 

本人もマスクを外すようになるなど、ビルドダイバーズはキャラクターの心境を姿やガンプラで示していく演出を積極的に行っていますね。

 

 

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「種子島雷威銃。タネガシマライフル、SD伝統のあまり使われない武装」

 

 謎のメインとなる役割が終わってからは登場しなくなるのではなく、チームの主戦力となり「カプセル忍法」なる新技でガシャポンの販促も行う八面六臂の大活躍。

 

何だこの熱いSD推しは……!(アヤメさん推し?)

 

と、一人で税に浸ったりしていますので、ビルドダイバーズは私にとってはそれだけで価値がある……!

 

 

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「苦無、腕に装備してビームトンファーのようにも使えるらしい」

 

 アヤメさんの人気が不動の一位となったのは、第一幕最後の笑顔と、突然リアルの姿を表した回のため。

 

アバターと顔は変わらないのに「一部」がスレンダーなように見え、その点を劇中では誰も指摘しないのは当然として、代わりに視聴者は「疑似太陽炉」などと騒ぎ立てる……

 

 

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「シールドスリケン! 違う、シールド手裏剣だった」

 

 ストーリー中での活躍と設定面でのギャップ、キャラクターとして分かりやすい隙があり話題になりました。

 

元々ビルドダイバーズのヒロインは別にいるような気もしますが、片方は大人しすぎ、もう片方はゲームで遊ぶのに夢中なので、競合するキャラが不在でした。

 

結果としてアヤメさんが真ヒロインとして祭り上げられる事となった訳です。

 

 

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「変位抜刀、アヤメ斬り!」

 

 序盤はクールなキャラでしたが、ガンプラである零丸は結構表情豊かです。

 

ダメージを受けたり、驚いたりすると表情を変えるなど、かつてのSDガンダム漫画を髣髴とさせます。

 

SDなせいか技名があったりする点も「分かっている」感じでしょうか。

 

 

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「風魔手裏剣めいて強そうな武器だが、あまり使わない……」

 

 零丸自体に意思があるわけでないので、アヤメ斬りとか自分の名前を付けてしまっているのは、まぁ相手は年若いJKですから……いや、単純に花の名前を付けただけかもしれませんし(ムリヤリ)。

 

 

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「リアル形態用ではあるが、エフェクトパーツが付属」

 

 体型の再現こそ劇中寄りではありませんが、代わりに可動は十分以上です。

 

BBフレームの方が劇中には近いかもしれませんが、忍者らしいポーズはまず不可能になりますし、少し武器を構えるだけでも窮屈になりがちです。

 

アニメでよく動くぶん、少々シルエットを犠牲にしてでも可動できるようにしたのは良い決断だったのではないでしょうか。

 

 

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「サポートメカも結構活躍」

 

 本家SDではサポートメカが活躍することが紙面が限られる関係上難しかったのですが、アニメなら数秒単位で自らをアピールできるので、恐らく武装装甲八鳥はかなり活躍した方のSDサポートメカです。

 

零丸との連携攻撃も印象的で、機体のギミックを余すところなくしっかりと映像として表現してきている点は間違いなくビルドダイバーズの良いところです。

 

 

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「言い忘れていた、カメラアイは瞳なしに交換できる……では合体だ!」

 

 お待たせしました、ようやく変形合体していきます。

 

零丸も八鳥も一度バラバラになり、リアル体型へ合体していくシークエンスは劇中では一瞬ですが、プラモならじっくり関心しながら自らの手で体感できます。

 

 

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「これが私の本当の姿」

 

 ここからが本当のレビューだ……! 

 

は冗談として、かつてはSD専門であったアヤメさんが力を求めたのか八鳥を制作と改造を施し、真の力を発揮するようになった零丸です。

 

SD専門がリアル体型への改造って、ちょっとフクザツな闇を感じて良い演出でした。

 

実際にはリアル形態に変形できるSDガンダムはちょこちょこいるのですが……

 

それを500円で実現してきた武者ナタクは未だに私の中では伝説的ガンプラである。

 

 

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「頭のやり場に困る……コレは仕方のないことなんだ!」

 

 頭をどこに隠すのか、この難題はあのバナージでも早々に匙を投げることでしょう。

 

歴史上の変形SDガンダムでも苦心の跡が残っており、恐らく一番うまく処理したのは豪剣ガンダムか……?

 

でもあの頃は頭のサイズも小さかったし……マトモに考えると一晩以上悩みそうな案件ですね、変形後の頭問題。

 

 

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「守りたいものの為に戦う……!」

 

 敵として立ちはだかってきたときのメンポ……面頬、要するにマスクは再現できるようになっています。

 

このマスク、後に胸に装備するようになっていますね。

 

敵だった頃の象徴を一番目立つ胸に配置する、というのは本人が自らへ戒めとしているようで重い演出です。

 

 

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「馬具那式(マグナシキ)タネガシマ、ビームマグナムの名を強引にねじ込んできた」

 

 個人的に気になるのは、機体の胸に過去のキズを残したまま改造し、自らの足跡を表したリクのダブルオーダイバースカイとペアルックみたいになっている点。

 

主人公とヒロインじゃないんだから……

 

主人公とヒロインだった……!

 

 

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「ビームを纏った忍者刀」

 

 リアル体型となったので可動範囲は広がりそうですが、実際には狭くなっています。

 

クロスシルエットフレームそのままの部分も各部と干渉しますし、膝関節は元々大きく曲がらないようです。

 

 

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「ビーム斬馬刀、劇中では基本的にコレを使う」

 

 唐突なサンライズ構えで視聴者を沸かせたビーム斬馬刀を再現。

 

あまりにも巨大なので飾る際には大変ですが、迫力のある印象的な武装です。

 

変形機構のあるガンプラは保持力や安定感に欠ける場合がありますが、零丸は各部にロック用の軸やスリットがあるので大型武器でも不安なく構えることができます。

 

 

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「身の丈よりも普通にデカい、だが片手で余裕!」

 

 零丸は試作では色分けが心配される声があったと思います。

 

実際、色分けに関してはシール頼みで、塗装をするにしても大変な方のガンプラです。

 

しかし根気よくシールを貼れば、あるいは塗装すればこの印象的な機体を手にすることができます。

 

 

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「手甲鉤、相手を殴り倒す武装、原作再現である」

 

 もう一つ心配な声が上がってたエッジのダルさ。

 

劇中では「エッジを立てている」という機体ですが、安全基準を守るバンダイのガンプラでは手に刺さる程尖っている訳にはいかぬ……

 

ただ、実物ではそこまで気になりません。

 

雑誌の写真はかなりアップで撮っていますが、手元のガンプラはそこまで近づいて見ないので、相対的にエッジの丸さが薄れて見えます。

 

 

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「忍闘-道! サイコミュジャックとかできるぞ! ……強くない?」

 

 一から塗装するのは大変でも、シールは貼り続ければいつかは終わります。

 

いつか塗装するかもしれないからシールは控えよう……とか思ったガンプラは中々塗装されないので、今塗装しないならばシールを貼りましょう。

 

真っ白な零丸で完成と言うのは少々物足りないでしょう?

 

それに、本格的に塗装するつもりになったのなら、もう一個用意すればいい。

 

……取り敢えず私は今回そうした。

 

 

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「とても大切な……私の仲間です」

 

 多分いつもより長くなったレビュー(?)にお付き合い頂きありがとうございました。

 

零丸は、多彩なギミックと最新フレームをまとめ上げた面白いガンプラと言えます。

 

ビルドダイバーズのファンは勿論、かつてリアル形態への変形ができるSDガンダムが好きだったのならば、このキットで進化を感じ取れます。

 

クロスシルエットフレームと変形をどう料理したのかを体感してください。

 

以上「SDBD RX-零丸 レビュー と ビルドダイバーズ最人気キャラの機体に迫る」でした。

 

 

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