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より「ゆるく」立体物で遊びます

HGBD ガンダムダブルオースカイ レビュー と ビルドダイバーズ後半戦に向けて

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 ビルドダイバーズ後半主役機、ダブルオースカイをレビューします。

ダブルオーを流用しながら、その実ほとんどが新規造形で新しい組み心地です。

その上で組み立てやすさは引き継いだ優秀なキットです。

 

 

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「青一色ではなく、紺のパーツもあることを主張」

 

 

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「ダブルオーっぽいがダブルオーではないギリギリを攻める白ランナー」

 

 

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「使わない所はわざわざクリアパーツに!? なんだか勿体ない気が……」

 

 

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「武装パーツはいわゆるモナカ割り、だが目立たないようになっている」

 

 

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「シールの少なさがキットの色分けの優秀さを示す」

 

 

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「ダブルオースカイ、行きます!」

 

 完成までは1時間半といったところです。

 

最近はHGでもパーツの分割が細かくなってきているので、2時間ほどかかるのが普通ですが、ダブルオースカイはサクサクと組みあがっていきます。

 

 

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「背後から見ると思ったよりシンプルな構成」

 

 ゴチャっとして見えるスカイドライブユニットですが、動かしていて無秩序に可動する事はなく、保持力と必要なだけの可動域を備えたムダのない設計です。

 

 

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「ビームライフル。主人公なのに飾り気のない武装名が今は逆に新鮮」

 

 武装もベーシックなものが一通り付属しています。

 

基本的にはデスティニーガンダムを元とした大型武装が目を引きますね。

 

また、左平手が付属しています。

 

元のキットがダブルオーだからですが、ポージングの際に表情がだせるので嬉しいですね。

 

 

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「可動範囲も十分以上、元のダブルオー以上に可動する」

 

 元のダブルオー部分は、腕・膝・股関節・スカイドライブユニットに少々、といった具合なので可動範囲は極めて優秀。

 

外装パーツの形状ゆえに、ダブルオーより干渉が少なくなっている部分もあり、トータルの可動域は元を越えています。

 

 

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「……フロントスカートのそれ、ビームサーベルだったのか」

 

 劇中でどこからともなく取り出していたように見えたビームサーベルも付属です。

 

メチャクチャな位置に仕込んだな!

 

とか一瞬思いますが、フロントスカート近辺に何か隠している機体は結構いますね。

 

 

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「ビームライフルは腰にマウント可能、でも少々バランスが悪い気がする」

 

 色分けはほぼ完璧になされており、シールも極僅かです。

 

意外だったのは額がクリアパーツではなかった点でしょうか。

 

そして胸のクリアグリーンのパーツの下には……ぜひ己が目で確かめて下さい。

 

 

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「ロングライフル。デスティニー譲りの迫力の武装」

 

 デスティニーガンダムの高エネルギー長射程ビーム砲を元にしたロングライフル。

 

格納や展開方法は大体同じで、中折れしている部分はロック機構があるのでキッチリ真っ直ぐになります。

 

元とは違って抱え込むように持たずに、素直に腕の外側へと展開させ、グリップを掴む感じですね。

 

なおグリップそのものは左右に一つずつあります。

 

 

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「OPでは皆で派手に撃っているが、本編ではさほど活用されない……」

 

 SEED系キットでは大型砲を構えると大体それ以上のポージングは難しい状態でしたが、ダブルオースカイはロングライフルを展開しても、ある程度の可動範囲を確保しています。

 

腕の外側にあるだけでこんなに色々楽になるのか……

 

 

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「バスターソード。デスティニーのアロンダイトより更に分厚い」

 

 スカイドライブユニットから取り外して展開するバスターソード。

 

ビーム部分はクリアパーツなので見栄えが良いですね。

 

少々重いためか、手首が外れやすかったり、柄が丸いため手の中でクルリと回ってしまうことがあります。

 

 

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「ダブルオースカイの可動範囲をもってすれば、剣を振りかぶるなど余裕!」

 

 バスターソードは基本的にメイン武装、もうちょっとガッチリ保持できると嬉しかったのですが、気になる場合は瞬間接着剤で軸を太らせる等で対応しましょう。

 

 

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「格闘形態ラッシュポジション!」

 

 スカイドライブユニットを腰の後ろへ移動、籠手を展開し、踵と爪先を変形。

 

劇中で可動範囲を広くするべく追加で改造しておいたラッシュポジションへ変形できます。

 

 

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「要はスカイドライブユニットを外しただけだが、肩が露わになる為印象が変わる」

 

 ダブルオースカイは両肩のバインダーが可動範囲を狭くしているのが弱点、とよく分からないツッコミを受けた際に、そんなことは分かっていると事前に仕込んでおいた改造。

 

 

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「ところが実際動かしやすくなるなるので、これはガンプラによる正確な劇中再現」

 

 籠手はゴッドフィンガーの様に拳に追従して動き、爪で掴んで相手を砕く!

 

様々な主役ガンダムの意匠を取り入れたという設定通り、ダブルオースカイには様々なガンダムの影が見え隠れします。

 

胸などは実際にはダブルオーよりガンダムXに近い印象を受けます。

 

 

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「ガンプラで見るとダブルオー顔だが、劇中ではまた違った作画の場合が多い」

 

 顔はガンダムというより、勇者シリーズのロボに近い作画の時が多い気がします。

 

劇中だとマスクにどことなく「鼻」のような凹凸があるからでしょうか?

 

また、初見だと様々なガンダムの要素が入り混じっている為、元の機体が何なのか分からず混乱した方も多いとか。

 

私は「何だコレ、ダブルオー……いや、Gセルフ?」と少しの間設定画とにらめっこしました。

 

 

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「という訳で、ビルドダイバーズも(多分)クライマックス!」

 

 劇中では初登場からしばらく経過していますが、その分ギミックやディテールなど再現度の高いガンプラになったと言えます。

 

さすがにあの「必殺技」を再現するパーツはありませんが、ハイヤーザンスカイフェイズという別バージョンもありますので、今のところはそちらで我慢しましょう。

 

明確に「必殺技」というのも、ゲーム世界であるビルドダイバーズならではで、何かしらガンプラでも再現できると楽しそうです。

 

 

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「三度、ビルドナックル」

 

 ビルドシリーズでは困ったときは、何か光りながら殴る。

 

主役機としては大活躍ですが、実際の戦績では勝ったり負けたりしているダブルオースカイ。

 

後半に従って、更に追い込まれる描写が増えていくと予想されますが、シリーズ皆勤賞のビルドナックルが大体何とかしてくれるでしょう。

 

 

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「近年の主役器としては結構マッシブなプロポーション」

 

 ダブルオースカイのデザイン上の新しい点として、主役機としてはかなりガッシリとした体型という所があります。

 

元となったダブルオーは全ガンダムでも細身の方なので、面白いアレンジだと思います。

 

……終盤の決戦は、モヤシじゃのりきれない可能性が高い感じですが。

 

 

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「たどり着くまで僕らはずっと」

 

 プロポーション・ギミック・可動、全てを高い次元でまとめてきたガンプラ、ダブルオースカイは主役の面目躍如。

 

ガンプラを作ったことがない人にまでオススメできる完成度の高い一作となりました。

 

本編を視聴している方はダブルオースカイを組み立て、共に物語の結末を見守りましょう。

 

以上「HGBD ガンダムダブルオースカイ レビュー と ビルドダイバーズ後半戦に向けて」でした。

 

 

ところで後半機体、まだガンプラ発表もされてない鬼サイサリス(仮称)くらいしか劇中に出てない気が……え? いや、皆活躍してくれるんですよね!?