久しぶりとなってしまったガンプラ作成は「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」の主人公機アースリィガンダムです。
ストレートに格好良いシルエットとは裏腹に、ギミックを満載したガンプラです。
「パッケージ」
「セット内容」
一箱ですがコアガンダム、アースアーマーのセットです。
組み立ては一時間程。
合体という複雑なギミックを扱うガンプラではありますが、設計はシンプルかつコンパクトにまとまっています。
「不格好に見えるかもしれないが……」
「……コレはまだ真の姿ではない」
アーマーを装備していない「通常カラーのコアガンダム」はある意味フラッグシップとなるガンプラ。
今後色々なアーマーが登場しますが、後発のアーマーに付属するコアガンダムは微妙に色が違うという仕様なので、アニメカラーを再現する意味ではアースリィガンダム付属のコアガンダムは是非入手しておきたいです(文章が複雑)。
「実際小さめ」
この状態だと普通のHGガンプラより二回りくらい小さいですね。
「しかし可動は普通のガンプラには負けない」
腰の前後可動こそイマイチですが、他は十分に可動。
当然ながら余計な装甲もないので可動範囲は平均より大分上です。
「武装サイズはそこそこ立派」
コアスプレーガンとコアシールドが付属。
ジムの装備であるスプレーガンの名を付けられているのが面白いですね。
シールドは裏から伸びている棒を普通に握るという地味に珍しいスタイル。
「小さいがディティールに物足りなさは感じない」
合体機構を内蔵しているとは思えない堅牢なアクションを見せます。
ふらついたりポロリが目立つところもなく、武装もしっかり保持できます。
胸のワンポイントクリアパーツも嬉しいです。
「一話から派手に抜刀」
コアサーベル基部は長方形のジョイントなのでマウント時の方向の微調整とかも必要ありません。
……いや、皆が皆マウント時の方向を気にしているかは分かりませんが。
「胸の前で腕を交差させるのは余裕」
設定上、コアガンダムはファーストガンダムを元にした改造機ですが、何となく顔がガンダムAGE-1に近いような気がします。
ヘルメットの頬の辺りの出っ張りのせいかもしれませんが、AGEもこういった路線が似合ったかもしれませんね。
「劇中では機敏に動く」
コアガンダムは体躯が小さいというより子供体型に近い印象で、素早く動く戦闘スタイル。
何となくですが子供に人気が出そうな感じがします。
「アースアーマーと共に戦う」
劇中ではサブフライトシステムのように騎乗して行動するシーンが目立っていますが、ガンプラでは特にコアガンダムを固定するジョイントはありません。
「連携攻撃」
一つのパッケージに二機含まれているというのがお得感があって良いです。
ボリューム的には一機をふたつに分けたのと変わりませんが、二機が合体するという事実が重要なのです。
「突然の勇者ロボ合体」
某氏がアクション監督らしく、このポーズは納得。
という訳で、プラネッツシステムを解放し合体。
「一気に大人になった」
「コアガンダムに目が慣れて大きく見える?」
「実際にはHGガンダムと同じ」
アースリィガンダムへの合体そのものは難しくありませんが、アースアーマー状態の見栄えも無視していないため、パーツの付け外しが少々面倒です。
「武装も大型化」
武装もパーツが合体し、名前がビームライフルとシールドに。
二つの武装にもギミックがあります。
「正統派主人公機という趣」
ブルーの面積が多く、ビルドダイバーズ系列というイメージを残しながら、ファーストガンダムを核としたデザイン。
ビルドシリーズは普通のガンダムシリーズよりも機体がオモチャっぽい雰囲気がありますが、今回はそれを逆手に取っている印象です。
「接地性まで完璧」
ガンプラはオモチャというカテゴリーだが、基本的に模型であるというコダワリがあったのか、アースリィガンダムのような往年のロボアニメ的なギミックを持つものは少数派でした。
合体等はどちらかと言えば低年齢向けラインを担当していたSDガンダムシリーズで採用されていました。
ビルドダイバーズRe:RISEでは主人公機が合体ギミックを最初から持っているというのが何より目を引く部分です。
「ビームサーベルはロングタイプに」
「斬撃→背後で爆発、という懐かしい演出も今見ると新しい」
主人公機であるメインのガンプラを大きくオモチャ属性に振って低年齢層や新規を獲得したいという戦略を感じますし、面白い取り組みだと思います。
等と冷静に言っていますが、私個人には直撃モノのギミックなのでリリースされるコアガンダム系列は全て手に入れる事が内定しています。
こういうのが欲しかったんだよ……!(新しいガンプラ作るとわりと毎回言っている)
「伝統と信頼の二刀流」
合体の衝撃で忘れていましたが、合体後の本体に目立った問題点はありません。
こういった合体だとどこか外れやすかったり、固定が甘かったりなどが容易に想像できますが、ビックリするくらい完璧に保持します。
「ひそかに好きな大小二刀流」
むしろコアガンダムはアースリィガンダムから引き算して設計している節があり、胸の装甲は組み付けると逆に本体が安定します。
その他の部位も大きめのジョイントで固定している部分がほとんどなので、そうそう外れる事はありません。
合体して可動するプラモとしては、ミニプラよりも安定しており、可動はいつものガンプラ標準という事なので、もしかしたらアースリィガンダムは合体プラモデルとしては天地開闢以来最高の成績かもしれない……。
「休憩。コレはアースアーマーのアーマーを食べたあとの骨」
それではビームライフルとシールドの合体ギミックに迫っていきます。
「クリア条件は敵の殲滅。なら……!」
シールドを変形させ……
「ライフルと連結」
「ここからまさかのハイメガキャノンみたいなのが飛び出していく」
うん、半分オマケで付いているみたいな合体ですね。
だが重要なのは合体するという事実(二度目)。
武装が合体するって単純に嬉しくないですか?
「冒険の日々へ、再び」
ギミックを大きく「遊び」へと振ったガンダムビルドダイバーズRe:RISEのガンプラ、アースリィガンダム。
これはまぁ、作って遊ばねばならないだろう……!
この後も多彩なアーマーがあり、シリーズの中心となるガンプラです。
アースリィガンダムと共に、毎週の冒険へと出かけましょう。
以上「HGBD:R アースリィガンダム レビュー 多彩なギミックと拡張性を持つ主人公機」でした。
今回は新規キットが多い……え? いや、ウォドムは厳し……待て、ガンダムに変形しますとか言って出せば企画を正当化できるのでは……?