組み立てるのが久方ぶりの30MMシリーズより、スピナティオとオプションパーツセット4をレビューします。
第三勢力新規参戦という事でセットも素体+アーマーを中核に、より組み換えを楽しめるよう一新されています。
「基本は同じでも新しいカラーリングなパッケージ」
「こちらも赤が差し込まれている」
「完成」
「背後」
組み立ては30分とかかりません。
このシリーズに触るのはちょっと久しぶりですが、設計も進化しておりパーツの挟み込みがゼロになっていました。
「圧倒的可動範囲」
個人的にはヒーロー着地が出来るかどうかが可動範囲のチェックポイントの一つなのですがスピナティオは余裕、余裕どころかお釣りが来ます。
平手も甲を使いまわす仕様ですが本体の箱に両手分付いています。
「引き出し股関節で滑らかなポージングが可能」
「武装装着」
付属の装備はビームライフルと太刀。
腰にマウントできるようにジョイントが付属しています。
「構え……」
太刀なので刃を下に向けるのがお作法ですが、刀のように刃が上向きでも問題なくマウント可能です。
「斬!」
「注目の手首パーツ」
握り手、平手に加えて、角度付き右手が付属しています。
剣を武器に使う機体には特にありがたいパーツです。
「換装!」
この先はスピナティオ本体付属のアーマーを装着していきます。
この軽装状態は肩ジョイントが専用のものになっていますが、アーマー装着の為にそこのみ組み替える必要があります。
「CM」
スピナティオ初回生産版にはカスタムジョイントが付属! 箱の中に入っています。
どこかで見た事がある気がしますが、コレはオプションパーツセット1の一部ランナーと同様の物ですね。
「スピナティオ戦国仕様」
第三のゲートから現れたマクシオン軍は争う二つの軍に武力介入、圧倒的な軍事力で瞬く間に戦場を制圧する……
「フル装備」
ガンダムさんの所のダブルオーと寸分違わず同じな気もしますが、謎に包まれたミステリアスな新参戦者です。
「異世界の軍勢のはずだが何故か戦国モチーフ」
プラモデルシリーズとしてのバリエーション展開の為だというホンネはさておき、地球は異世界から戦国装備でカチコミをかけられました。
「マスクを付けるとさすがにクリアパーツが見えにくいか」
黒い成型色というのもあり何もしないとクリアパーツが沈んでしまいます。
メッキ調のシルバーなどで頭部のメカ部分を塗ると良いかもしれません。
今回バイザーはハメ殺しではないので後から手を加える場合にも楽になっています。
「一閃」
このアーマー類は可動を阻害しないので広い可動範囲は維持されています。
「第二換装」
ここから先はお楽しみのオプションパーツセットを装備していきます。
「スピナティオ足軽ヘッド」
陣笠、蛇腹ユニット、大型ショルダー、フロント・リア・サイドアーマーを装備させてみました。
元の腰回りや肩アーマーは取り外す必要があります。
「蛇腹はしっかり可動」
足軽ヘッドではありますが主だった装備を全て取り付けると、左右非対称のアーマーに異形の腕と不気味さがあります。
「今回は使わなかったパーツ」
蛇腹ユニットは関節パーツを取り付けずにロケット状に組み立てる事も出来ます。
「大型パーツはさすがに干渉する」
腰や肩などアーマーが大型化している部分は可動範囲が狭くなっています。
なお肩アーマーも挟み込みはゼロです。
「スン……」
「変化!」
ドラゴンヘッドを頭に装備。
ここまでくるとバケモノ感がすごいですね。
「スピナティオ武者ヘッド」
オプションパーツセットのこの頭部が武者ヘッドなのですが、本体付属のアーマーも武者アーマーなので微妙に名前被りをおこしています。
写真は一度取り外した武者アーマーを更に上乗せしてみました。
「ドラゴンヘッドをシールドのように持てる持ち手が付属」
武者ヘッドはヒサシが薄めなので奥のバイザーが光を拾ってくれます。
「目立ちにくいが肘パーツも装備している」
今更ですが今回はマスコットのロイロイが付属していないのですね。
「武者アーマーヘッドに戻して、斬!」
やはりガンダムで育っている為か左右に突き出した角に安心感を覚えます。
ゴテゴテしたアーマーにシンプルな剣というのもロマンがあると思うのですがいかがでしょうか。
「マクシオン軍、スピナティオ……武力介入を開始する」
久しぶりに組んだ30MMでしたが、相変わらず満足度の高いプラモデルです。
今回は新キャラ立ち上げなので特に力が入っています。
スピナティオシリーズを追いかけるのもいいかな、とすぐに思う程デザインも内容も進化しているのでオススメです。
以上「30MM 1/144 EXM-A9s スピナティオ (戦国仕様) & オプションパーツセット4(戦国アーマー) レビュー」でした
次回、その名は30MS……財団Bが安全基準を乗り越え女の子プラモ業界に武力介入を開始、ここからはもう戦争だ