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より「ゆるく」立体物で遊びます

Figure-rise Standard ULTRAMAN SUIT Ver7.5 レビュー 組み立てるフィギュア、セブンも出撃

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 フィギュアライズスタンダードに漫画「ULTRAMAN」より、セブンスーツが参戦しました。

ただ組み立てただけで鑑賞に耐えうる完成度に到達する、ウルトラマンスーツ第二弾をレビューします。

 

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「箱。パッケージアートが鋭い」

 

 

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「装甲色はエクストラフィニッシュ」

 

 

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「赤はグロス仕様」

 

 

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「LEDユニットやシールなど」

 

 

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「何者だッ!!?」

 

 

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「僕の名は  諸星弾――」

 

 

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「――ウルトラマンだ」

 

 

 

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「それではあらためて」

 

 組み立ては一時間ほどで終了します。

 

基本的には第一弾のウルトラマンスーツと同じ構造になっています。

 

 

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「背後」

 

 背中の中央のパーツが外れ、LEDユニットの電源ボタンが露出するのも変わらず。

 

ボタン電池は二個必要になりますのでご注意下さい。

 

 

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「スタンドが付属」

 

 可動範囲は……窮屈ですね。

 

どうしても胸部に発光ユニットを内蔵しているので、体の中心の方はあまり可動しません。

 

一方で腕周りはそこまで窮屈でもありません。

 

膝は90度までですが、股関節や足首は少々余裕があります。

 

 

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「メイン武装、スペシウムソード」

 

 印象的な武器、スペシウムソードは鞘から抜くことができます。

 

1パーツなので変な厚みがないのもさすがですね。

 

 

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「劇中で使うけど名称不明のナイフ」

 

 初登場時から使っているにも関わらず、ナイフとしか説明がない武器。

 

形は本家ウルトラセブンのアイスラッガー的な感じなので、そうかと思ったらこのプラモデル合わせてアイスラッガーが新規にデザインされました……

 

 

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「新武器アイスラッガー」

 

 

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「アイスラッガー合体!」

 

 スーツ着用者の希望で合体させて大型武器として運用できるようにした、とのこと。

 

ナイフとのデザイン上のキャラ被り感はともかくとして、迫力があり、またセブンスーツのキャラクター性にもマッチしています。

 

 

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「本命ギミックはもちろん発光」

 

 セブンスーツには(本家ウルトラセブンにも)カラータイマーがないので、発行するのは頭部の目の部分のみです。

 

うまい事胸から首を通って光が目から放出されるのは単純に関心出来るポイントです。

 

 

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「第一弾と比較」

 

 片方は主役ですが、元々ウルトラセブンも主役なのでデザイン的にはどちらも派手目ですね。

 

漫画ではセブンスーツ着用者の方が背が高いので、その点を再現しているのは芸コマなのではないでしょうか。

 

 

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「遠慮なく行かせてもらうぞ」

 

 とにかく格好良いこのウルトラマンスーツですが、漫画での登場は意外と遅く、3巻の終わりからです。

 

その後4巻の最後の方ではデザインが変化しています。

 

マイナーチェンジを繰り返し、このVer7.5まで辿り着く形です。

 

 

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「そう来なきゃ――な」

 

 超人である主人公が着用するウルトラマンスーツに比べると、セブンスーツは一般的な人間による使用を基本としています。

 

その為、超常の力で空を飛んだりは出来ないのですが、着用者である諸星弾は悩み多き少年ではなく、大人として登場します。

 

 

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「今のがお前の全力だなんて言わないよな?」

 

 戦いに悩みを持ち込まず、強力な兵器であるウルトラマンスーツの力で異星人を撃破する、怖いけど出来る先輩といった位置付けでしょうか。

 

 

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「確かに空は飛べん――が、畜生以下のクソ異星人を躊躇なく確実に殺すコトはできる」

 

 一方で冷徹な面を覗かせるなど、メタ的にはバランスの良い人物造形だと言えます。

 

なお初戦闘回では、そこらのなろう系よりもイキり倒しているので、人によっては若干気になるか……

 

 

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「プラモデルとしては膝関節が改善されている」

 

 第一弾ではU字の膝関節パーツで太腿に食いつかせ、二重関節になっていましたが、外れやすかった為かオミットされ、単純にそこは固定となりました。

 

結果としては可動範囲が狭くなっている訳ですが、外れなくなったので、その点はトレードオフの関係にあります。

 

 

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「どちら様ですか? もしかしてウルトラマン2号的な?」

 

 

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「2じゃない 7だ」

 

 前回のウルトラマンでは両腕を使った格闘ポーズが基本でしたが、今回のセブンスーツは武器を使ったポージングをしたいトコロです。

 

問題となるのはやはり胸部の可動域の狭さ。

 

 

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「そこのナナさんが」「せめてセブンと呼べ」

 

 前回に引き続きマッシブなプロポーションなので、思うような剣戟ポーズが取りにくい傾向にあります。

 

パッケージでも苦心しているのが見て取れます。

 

 

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「そこで簡単な解決策を……」

 

 諦めてアクションポーズをとらない!

 

……待て、大人はそんな簡単に怒るもんじゃない。

 

コレは原作漫画に準拠した立派な解決方法なのです。

 

セブンスーツは相手の隙を突いて一閃を叩き込む、まさに静と動の戦闘スタイル。

 

 

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「世界一格好良い抜刀。コレも静のポーズ」

 

 これが組み立てるフィギュアならば、我々が切り取るべきシーンは一撃と一撃の境にある静の姿。

 

お手元で、セブンスーツの最も印象的なポーズである、コミックス表紙の「抜刀」をさせてみればあら不思議、アクションポーズをとる必要が無いと脳が判断してくれます。

 

可動範囲で敬遠せず、是非とも新時代のフィギュアとして、このスタイリッシュなプラモデルを組み立ててみましょう。

 

以上「Figure-rise Standard ULTRAMAN SUIT Ver7.5 レビュー 組み立てるフィギュア、セブンも出撃」でした。

 

「エース」スーツも準備中とのこと