レイドバックモデリング

より「ゆるく」立体物で遊びます

メカトロチャンク No.01 オリジン レビュー あと、とりあえずメカトロって何?

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 中毒性のある独自のデザインが人気のメカトロシリーズに新たなるキットが登場しました。

このプラモデルは一箱に二つ入っており、今回は白いオリジンのみ組み立ててレビューしてみます。

 

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「白ランナーは成型色にこだわっているのか安っぽくない白」

 

 

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「グレーは二色で再現」

 

 

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「アクセントカラーのピンク、クリアパーツ、ポリキャップも完備」

 

 

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「コチラはフォレストのランナー」

 

 

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「あとデカールもあるよ」

 

 

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「完成。シンプルな内容」

 

 組み立ては一時間と少々です。

 

単純な見た目に見えますが、キットとしての構造は細かく、HGのガンプラと同程度の工程を必要とします。

 

基本的にはスナップフィットで接着剤は必要ありませんが、爪先や二の腕等、一部は接着した方が安定する部分もあります。

 

 

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「シンプルながら飽きのこない優れたデザイン」

 

 メカトロウィーゴ、そういった名前が数年前からホビーショップや量販店、あるいはネットの模型ニュースサイト等で、視界の隅に入ることが多くなっていました。

 

ある時業を煮やし、メカトロって何よ? と調べても情報が少ない。

 

いや、少ないというか、一言で説明が済んでしまっていました。

 

 

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「背中のど真ん中にクリアパーツを背負う」

 

 とあるモデラーが個人で作った作品、それが色々な会社からリリースされている。

 

それで納得いくかは別として、メカトロウィーゴの優れたデザインが立体物を取り扱う会社の琴線に触れたのは事実でしょう。

 

かくして、メカトロウィーゴは様々な展開がなされていく事になります。

 

 

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「可動範囲。結構柔軟に動く」

 

 さて、ようやくメカトロチャンクのターンです。

 

コチラはメカトロという名前が付いていますが、元々別の企画でデザインされたものらしく、メカトロウィーゴとデザイン上の共通点は少ない感じです。

 

その企画が流れてしまったので、ならばと独自に発表された際、メカトロの名を与えられたのがメカトロチャンクという訳です。

 

 

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「ガンプラと比べると小さいのが分かる」

 

 メカトロウィーゴは児童通学用のロボットという設定ですが、メカトロチャンクは大人用。

 

スケールは1/35ですが、ラインナップ済みのウィーゴに比べても大きいようです。

 

……そう言えばメカトロウィーゴのプラモを押し入れに死蔵しているな。

 

 

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「メインギミックはコチラ」

 

 

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「ハッチオープン!」

 

 胸部を上にパシュッと引き上げ、そのまま展開させると運転手が登場します。

 

ギミックそのものは単純ですが、可動軸は華奢なので取り扱いには注意しましょう。

 

 

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「付属のフィギュア。味わい深い」

 

 フィギュアの名前はメカトロ先生。

 

教育者なんですかね……?

 

必要十分な出来ではありますが、最新のタミヤ製フィギュアと比べると少々粗が見える感じでしょうか。

 

なおフィギュアは組み立てに接着剤が必要なのでご注意下さい。

 

 

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「アクション開始」

 

 言い忘れましたがパッケージは「あらゐけいいち」氏による書下ろしです。

 

マンガやアニメで展開された「日常」等で有名ですね。

 

メカトロチャンクに限らず、このシリーズのパッケージアートは氏が担当する事が多いようです。

 

 

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「速攻でアクションのネタが切れる」

 

 一体どんなポーズをとらせれば……?

 

設定がフワフワしているので、大人用という以外何も掴めない……そもそもこのプラモのパッケージでさえチャンク同士でにらめっこして遊んでいる……?

 

あ、首は左右に振れませんが目線を上下に動かす事ができます。

 

 

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「降着姿勢(多分)」

 

 このプラモデルの特異な点として、二体セットという点が挙げられます。

 

メカトロウィーゴの頃は一部のランナーを共有していたので分からなくはないのですが、チャンクは一体ごとに違う袋に入っています。

 

そうなってくると単体で製品化した方が良かったのでは? 等と思わなくもありません。

 

 

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「チャンク、走る」

 

 一方、単体のプラモデルとして見ると近年のガンプラとは違う空気を持っています。

 

関節にポリキャップを挟み込んでいく方式は初期から中期にかけてのHGUCといった趣があります。

 

だがこのスタイリングと一つの嵌め合わせに複数のポリキャップ……確かそれよりも前にどこかで……

 

 

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「独りじゃない。いつの日も…いやホントにツボだったんですあれ」

 

 SDガンダムだコレ。

 

デフォルメされた体型とポリキャップ、懐かしいはずですねコレは。

 

目のクリアパーツも地味ながら良い味を出しています。

 

 

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「ガシンッ」

 

 色々言っていますがメカトロチャンクには、設定を中途半端にしか知らないHGガンプラより手に取ってしまう魔力があります。

 

実際に私は完成させた後、気が付いたら三十分位コレを持ってボーっとしていました(恐怖体験)。

 

それほど中毒性の高いデザインなのではないかと思うのです。

 

 

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「(もう一体あるから)またね」

 

 少々前はスナップフィットというとガンプラの独壇場でしたが、現在は他社の技術も高まってきています。

 

メカトロチャンクは優れたデザインをそのままに、組み立ても簡単にして立体化出来ている好例ではないでしょうか。

 

時には現代の技術力で展開される老舗のキャラクターキットを摂取してみましょう。

 

以上「メカトロチャンク No.01 オリジン レビュー あと、とりあえずメカトロって何?」でした。

 

気が付いたら溺れるくらい増えてる