いよいよ今年のプラモデルシリーズに真打登場。
30 MINUTES MISSIONS、略して30MMシリーズの第一弾、アルト及び武装をまとめて遊んでみたいと思います。
量産機ファン、そして模型ファンよ、さぁ今こそ立ち上がれ…!
「パッケージ。シンプルでスタイリッシュ」
「一瞬で組み立て完了」
30 MINUTES MISSIONS、三十分という位なので、あっという間に組みあがります。
ランナーも工夫され、体の部位ごとにまとまってパーツが配置されています。
プラモデルに慣れている人にはさほど関係ありませんが、初めて組み立てる、といった人には大きな恩恵がありますね。
「HGガンダムと大きさ比較」
低価格なシリーズという側面もある為か、標準的なガンプラよりも一回り小さい。
コレが絶妙な所で、見た感じはあまり変わらないのですが触ると「一回り小さい……!」となります、いやホントに。
なおスケールはHGガンプラと同じく1/144です。
「改めてフロントビュー」
「バックビュー」
コンセプトは「量産機」ですが、複雑なディティールが配され単調さは全く感じません。
シールレスキットでもありますが、一方でポリキャップは腰と太腿に採用され、保持力への配慮もあります。
「eEXM-17 アルト、起動」
この滑らかな立膝を見よ!
デザインの時点で可動を考慮しているのか、干渉して足が上がらない等の問題は発生し得ません。
「背中に武器をマウントできる」
体中にハードポイントがあるので展示にも自由度があります。
各部の保持力は少し軽めで丁度良い感じです。
二の腕のロールのみ少々きつめで、動かそうとすると肩ジョイントの方が外れてしまう事があります。
グリス等で調整すると良いかもしれません。
「アルト、降下する!」
値段は安くても手抜きはナシ。
ご覧の通りソリッドな体のラインに複雑なディティールは、足裏まできっちりと造形されています。
気付かなければ良かったのですが、銃の引き金に指はかけられません。
最近のガンプラにも散見されますが、どこかでフォローしてほしい部分です。
「サポートメカに先行させよう」
サポートメカ「ロイロイ」が付属、ステキな名前ですね。
一色形成ですがオマケとしては造型も良く、雰囲気が出ているのではないでしょうか。
「戦闘開始」
本体には銃が付属。
サブマシンガンなのかショートライフルなのか公式名称が安定しませんが、本体に馴染むデザインです。
基本的にはモナカ構造で、銃口とサイトの部分は取り外し出来ます。
「格闘戦も出来るぞ」
ナックルなのかナックルガードなのかやはり公式が混乱ぎみですが格闘武器も付属。
ただコレ後述するウェポンセットの武器の「柄」と同じなので、少しコチラ側で想像力を働かせないと「柄で戦っている機体」みたいになってしまいます。
ダークソウルみたいで縁起が悪いので、やはりウェポンセットが欲しい所でしょうか。
「アルト[ロイロイ]」
ロイロイの上半分はそのまま頭として装備可能です。
電子戦機といったイメージでしょうか。
「正しく現代のキット」
アルトをまとめると、デザインから計算され尽くし、パーツ分割も洗練された、現代だからこそ可能なプラモデル。
単純な設計に見えますが、それら全てが明確な意図を持って配置されています。
「リリースした側とユーザー、双方にとって能率的なプラモデル」
よくよく見れば本体カラーも二色だけで、他は顔にクリアパーツがあるだけ。
色の物足りなさを無駄のない造形でカバーする、バンダイの強みを生かし切った内容です。
「そして30 MINUTES MISSIONSには更なる味付けが」
これだけでも十分に完成している内容ですが、最初からオプションを同時にリリースしています。
ユーザー自身で機体をカスタムさせる遊びと、武装自体は好きに組み合わせるブロックトイ的遊び、その二つを大胆にあしらった形です。
「コチラはオプションウェポン」
アルト用の標準的な遠距離・近距離武器を集めた「アルト用オプションウェポン1」。
近接武器の幅も広がるのでオススメです。
「適当に刀剣を組み立ててみる」
説明書にはサンプルに加えて「好きに組み合わせよう」とも書いてあるのでガンガン新しい武器を建造していきましょう。
以降のレビューではこのオプションウェポンが適宜登場します、あしからず。
「コチラはオプションアーマー」
「近接戦闘用オプションアーマー[アルト用/ダークグリーン]」及び「長距離狙撃用オプションアーマー[アルト用/ダークグレー]」です。
ランナー1枚が袋に入った潔いプラモデル(?)です。
カラーは各二種類ありますのでお好みでドウゾ。
「アルト接近戦闘用アーマータイプ」
アルトの顔・胸・肩の装甲パーツを取り外して装備。
一気に泥くさい印象になります。
「やはり接近武器が似合う」
色も相まって密林戦感がありますね。
なお、何かギミックがありそうな盾ですが、特に何もありません。
以下適当に遊んでみます。
「長柄の武器はあまり似合ってない……?」
「ゲームで序盤の敵として出てきそう」
「色で印象が結構変わるかも」
今回はダークグリーンしか入手していませんが、もっとヒロイックなカラーにすればまた違った印象になりそうな気がします。
とは言えこのアーマーもミリタリーチックな見た目が更に深まるので、オススメ出来ます。
「アルト長距離狙撃用アーマータイプ」
同じく顔・胸・肩のアーマーを交換して装備。
……折角の顔のクリアパーツが隠れてしまっていますが、狙撃にはそれくらいの覚悟が必要という事ですかね。
「ここで本体の可動が活き、膝射姿勢が決まる」
お気付きだろうか。
本体は大丈夫でも腕の盾が邪魔して狙撃ポーズが決まらない事に。
その為、盾は肩に移動します。
一応公式を見たら公式もそうしていました、何故盾を装備したのか。
「必殺の刻」
スナイパーライフルがあると、この装備とのフィット感があって良いですね。
顔とサイトが機能的に被っているとか、そういうのは些細な問題です。
今はカッコいいかどうかが重要なのだ。
「バレル変更、中距離戦に移行」
ウェポンセットのライフルは持ち手の部分はアルト付属のものと同じ、というかアルトにウェポンセットの一部が付属している状態です。
セットではアサルトライフル用のバレルも付属しており、多彩な組み換えが楽しめます。
「待たせたな、パーフェクトアルト(仮)だ」
くっつける事はできても懸架するのは苦手という印象です。
フルアーマープロジェクトは後の楽しみとしておきましょう。
「本体だけでも十分面白い!」
いやはや、今年の立体物は豊作だなぁ……の中心に位置するのは、私としてはこの「30 MINUTES MISSIONS」です。
普段プラモデルを作っていたり、デザインが気になった方はコレを調査し、遊ばない訳にはいきませんね。
という訳でここでレビューとブリーフィングを終了する!
アルト各機はお店の模型コーナーに配備したのでそちらで受領するように。
以上、作戦開始!
初手から何のことわりもなく大攻勢を仕掛けてくる辺り容赦がない