レイドバックモデリング

より「ゆるく」立体物で遊びます

HG 1/72 メイレスケンブ レビュー

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 境界戦機の主役機、ケンブをレビューします。

王道を外した外観ですが、立体物としての基本を押さえつつ独自の魅力を放っています。

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「パッケージ」

 

 

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「完成」

 

 まずは初期状態と言えるこの姿。

 

両肩が装甲なしだったりという印象で、武装も弱い設定の盾付き短剣のみです。

 

 

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「背中はウェポンラック用のジョイントが露出」

 

 組み立ては一時間と少々、シールは首から下の黄色や、差し替え後の肩アーマーのグレー部などです。

 

 

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「可動はビャクチ同様」

 

 フレーム部分のランナーは第一弾のビャクチと共有しているので可動は高い水準です。

 

驚異的なのは頭部で、シールなしでこの色分けを実現しています。

 

 

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「あいつらに叩きつけてやれ!」

 

 

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「バルディッシュブレイカー!」

 

 境界戦機はリアル系とスーパー系どちらの路線で行くつもりなのか今のところ微妙ですが、ロボット自体は思ったよりも軽快なアクションを披露しています。

 

一方でAIによる戦闘補助の描写や、有人機はそもそも珍しいという扱いなど、従来のロボット作品とは明らかに違う点も散見されます。

 

 

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「セット内容」

 

 初陣も終えたので箱の中一覧を確認。

 

剣と銃という主人公機らしい内容になっています。

 

 

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「立ち向かえ、この未来に」

 

 

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「メイレスケンブ」

 

 ようやくキービジュアルのすがたに。

 

なお二話終了現在この形態にはなっていません。

 

初期登場時から両肩の装甲を変更して通常形態になるのはガンダムバルバトス的な感じですね。

 

 

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「ウェポンラック展開」

 

 写真だと伝わりにくいのですが、白の成型色は少々青が入ったような印象で、ビャクチの白とは違うものになっています。

 

 

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「60㎜携行機関砲」

 

 ビャクチ付属のものは多弾倉タイプでしたが、ケンブのは通常タイプ。

 

特に可動ギミックなどはありませんが、専用持ち手でしっかり持てます。

 

 

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「敵ロボ含め全現用兵器の装甲を貫通可能な強装備」

 

 相変わらず指先の色分けのみスルーされているのが僅かに気になります。

 

シリーズのウリ(?)であるシリンダー連動ギミックは、ランナーが同じなのでビャクチと全く同じです。

 

 

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「抜刀」

 

 

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「超熱振式戦闘直刀」

 

 ケンブのメイン武装は大和魂を現す、かどうかは分かりませんが直刀というデザイン。

 

高熱と振動によって敵を切断するハイテックなカタナです。

 

おそらく起動中は刀身が赤熱化するものと思われますが、キット的には黒一色形成です。

 

 

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「ケンブは機動性に優れる設定」

 

 出所不明のケンブですが、装甲やフレーム等、通常のロボであるアメインと一線を画す性能を有している様子。

 

それでも数に押されて普通に敗北するなど、いきなり英雄一人では何も変わらない現実を見せつけられます。

 

 

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「主役機らしくなさがスゴイ頭部デザイン」

 

 色分けは驚異的だがデザインのクセもすごいです。

 

敵側と言われた方がしっくり来る独特なお顔立ちです。

 

 

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「全身にわたって可動の自由度は高い」

 

 ところでケンブという名前の由来の記載がないので、主役機達のケンブ、ジョウガン、レイキ、ビャクチを調べてみたのですが、これらの名称に共通するのは日本の元号でした。

 

建武の新政、学校で聞いたのは相当前ですね、あれは今から36万……まぁいい、境界戦機は多分明日の出来事だ。

 

 

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「肩可動が優秀なので斬撃ポーズも決まる」

 

 支配された日本という状況を考えると、主役機達が元号というのはピッタリかもしれません。

 

ただ建武の後って南北朝時代な気がするんですけど……

 

 

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「二機の主役」

 

 可動域を活かせば、たまにどこかで見るカッコよく刀を構えるポーズもこの通り。

 

ぱっと見ケンブとビャクチがほぼ同じに見えていましたが、実際には同じ部分の方がほぼ無いですね。

 

 

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「建武 1334年 - 1336年」

 

 独特なデザインですが、劇中の姿を完全再現した完成度の高いキットでした。

 

更なる大規模展開が控える境界戦機の主役機なので、ぜひとも入手してこの後の祭りに備えて頂ければと思います。

 

以上「HG 1/72 メイレスケンブ レビュー」でした