完全新規ロボットアニメ、境界戦機のプラモデルシリーズ一番槍は外伝主役機のメイレスビャクチです。
今後の展開を占う期待の一作に迫ります。
「パッケージ」
「完成」
組み立て時間はHGのガンプラとほぼ同様。
各種装備の他に平手と武器持ち手が付属しています。
リアルロボットらしくマーキングシールも完備しています。
「本体」
一見人型ですが、動物的骨格の脚部や独特な構造の腕部など、ロボットだからこそのシルエットになっています。
シールは頬の辺りのグリーンのセンサー部分、頭部以外の黄色、胸の金色、後で出てくるミサイルの青色、等です。
「リアアーマーはパイロットが搭乗する際の昇降機にもなるらしい」
コクピットが背中だったり、ややデフォルメされた体型など、何となくコードギアスのナイトメアフレームを思い起こしますが、同様のデザイナーが参加されているとの事です。
「フル装備」
60㎜携行機関砲、四連装誘導弾携行発射機、汎用携行盾、という仰々しい名前の武装を身に着けた姿。
「独自構造がもたらす可動範囲」
人型を外れているのもあり、立膝ポーズなどは華麗に決まります。
腰部分も大きくかがむ事ができる構成になっています。
ポリキャップレスのキットですが各部の軸が太く保持力も心配なしです。
「シリンダー連動ギミックを内蔵」
肩関節が大きく前後に可動し、シリンダー(金色シールの部分)が連動します。
擦れが若干心配ですがクリアランスはしっかりとられており、多少動かしたくらいではシールが剥げる事はありませんでした。
「ちょっとクセのある足回り」
脛の辺りで逆関節になっているのでガンダム的な仁王立ちポーズには若干バランスとりが難しいです。
つま先と踵が可動するので接地はしっかり可能です。
「偉大なるガンダム先輩と」
HGガンダムよりも少し大きめです。
姿勢が悪い状態でこれなので、足を伸ばせればもっと差があります。
キット的にはこれ以上足を伸ばす事はできません。
「背中にマウントした装備を」
「構える!」
独特な構造の腕は銃のストック部分を収める場所でもあるらしいですね。
色が足りないポイントしてトリガーにかかっている指先が白いという点があります。
指先以外の甲側はむしろ白いという設定なのでちょっとチグハグです。
「射撃」
全体的なディティールは少なめですがカクカクしたシルエットと無骨な銃でハードコアな雰囲気があります。
工業デザインを取り入れリアル路線を追求した結果でしょうか。
ストーリーとしては近年流行っているダークな世界観の作品となりそうな気配です。
「足の位置が難しく、ジャンプポーズは苦手かも」
メイレスビャクチはユーラシア連邦製アメイン。
短いくせにややこしい説明文ですが、アメインはこの世界でのロボットの通称です。
メイレスとは、アイレスというAIを搭載したアメインの通称のようです。
放送前から面倒なので以下ビャクチでいきます。
「ウェポンラック展開」
「四連装誘導弾携行発射機、撃て!」
本キットのメインギミックは背部アームの展開、ポッド本体には特別何も仕掛けはありません。
ビャクチは外伝である境界戦機フロストフラワーで既に活躍中ですが単行本待ちなので誘導弾がどう発射されるのかイマイチ分かりません。
「一斉射撃」
主人公機なら白兵戦用の装備の一つもありそうなものですが、ビャクチはこの二つのみです。
あるいは鉄血のオルフェンズのガンプラのように装備のみ後から展開するという可能性もありますね。
「境界戦機はいきなり大規模展開が予定されている大型新人」
この時点で10体以上のキットが予定されているなど、やたら力の入った企画です。
アニメと共にどのようなプラモデルシリーズになっていくのかも楽しみです。
「霜の花」
組み立てやすく、可動やギミックも十分、色分けも高い次元と、新規でありながら近年のガンプラと同じ水準を実現しているビャクチ。
後に続くシリーズも期待できますが、アニメがどれくらいの支持を得られるかが存続には重要なポイント。
キットの実力が高いのは分かったので放送を心して待ちましょう。
以上「HG 1/72 メイレスビャクチ レビュー」でした
連動ビークル、フィギュアライズ、大スケール版、ロボ魂、新規ガンダムでもここまで一気にやらないと思うんだが……