祝え! 全フィギュアーツの力を受け継ぎ、時を越え、過去と未来をしろしめす時のフィギュア!
その名もS.H.Figuarts仮面ライダージオウ!
まさにレビューの瞬間である!
「アーマータイム、パッケージアーマー」
「裏面」
「素立ち」
「背後から」
時折入手しているのですが、意外にも初レビューのフィギュアーツ。
2019年現在のフィギュアーツは完成度が高まりすぎて、あたかも劇中で使われるスーツであるかのようです。
「付属ひ……あれ? ジカンギレードは?」
えぇと、ジカンギレードジカンギレード……プレミアムバンダイ限定!?
という予想外の驚きはありましたが、付属品は上の写真の通りです。
その代わりこのフィギュアーツジオウは値段がかなり安くなっているので仕方のない所でしょうか。
「RKF仮面ライダージオウと比べてみる」
フィギュアーツが完璧なのは当然として、こうして見るとむしろRKFが頑張っているように見えますね。
勿論、細部まで作り込まれたフィギュアーツの出来も凄まじく、シックなデザインも相まって大人の鑑賞にも耐えうる高級感があります。
「可動……」
「……範囲」
「足裏まで再現」
アーツのウリである可動範囲、ジオウは余計なパーツが無いのでいつより余分に可動します。
少なくとも私より可動するぞコレ。
足裏の「キック」もしっかりと造形されています。
「変身!」
ベルトと腕に装着されているライドウォッチは取り外す事ができます。
細かい変身アイテムですが、このシリーズの基準で言うとキッチリ固定されます。
とはいえ無くさないようにご注意あれ。
「ライダータイム!」
そしてベルトは回転可能。
こうやって変身シークエンスが再現できるのは地味に面白いですね。
複眼もクリアなので質感が増してます。
「適当にアクション開始」
ハイエンドトイなのであらゆる意味で高品質。
どんなに適当なポージングでも決まってくれるのは、やはりフィギュアとしての完成度が抜きんでている為ですね。
「フィギュアーツ黎明期は平和な時代」
フィギュアーツで思い出すのは初期の地獄兄弟です。
シリーズ開始が2008年らしいので、もう11年前か……
ダイキャストパーツやクリア複眼、広い可動範囲などで、当時開催された「ネガティブキャンペーン」という不吉な名前のイベントとは裏腹に、瞬く間に人気シリーズとなりました。
「争奪戦時代。フィギュアーツ界の平和は長くは続かなかった」
人気が出る初期の辺りは平和だったのですが、人気が出過ぎて争奪戦になり、一時期は中々入手できないレベルのフィギュアとなってしまいました。
2019年現在では落ち着いていますが、当時付いていけなくなった人も多いかと思ます。
「実はフィギュアーツはかつて低価格ブランドだった」
開始当初は低価格をウリにしていたのですが、今やそれは過去の話。
最近は6000~7000円が基本ですが、地獄兄弟の頃は2600円位でした。
そしてあの頃は消費税も5%でした……
「2019年現在、ハイクオリティの時代」
ムダに値段ばかり上がったのかと言うと、そういう訳ではなく、それに応じて内容も進化していきました。
フィギュアを骨格から作りリアルなシルエットを生み出す「真骨調」シリーズなどは、その完成度から喝采を持って迎えられています。
時代に合わせてフィギュアーツも変化していくのですね。
「ある意味、今は一番平和な時代かもしれない」
予約しなくてもある程度手に入り、かつてよりも値段は高いかもしれないがクオリティは高水準で安定している。
こう考えれば、試行錯誤の連続だった初期より、争奪戦に忙しかったそれからより、今は健全な環境と言えるのではないでしょうか。
「アーマータイムで話題も交換」
アーマータイムの際に使用する部分にも後発を見据えてライドウォッチを装着できるようになっているので、こんなことができます。
「タイムブレーク!」
ライダーキックのポーズでも破綻ナシ!
この点はハイエンドフィギュアでなければどこかしら無理が出るので、フィギュアーツならではと言った部分です。
「S.H.Figuarts仮面ライダージオウ、シリーズ開始の瞬間である!」
近年の完成度に合わせる形で、仮面ライダージオウも完璧なフィギュアーツとして登場しました。
今回は値段の話ばかりだったのでオマケで一つ。
このフィギュアーツジオウ、実売3000円位なので気になったら即座に手中に収めて下さい!
油断していると売り切れるぞ!(争奪戦の思い出)
以上「S.H.Figuarts 仮面ライダージオウ レビュー 小さな宝物感の思い出」でした。
アーツは仮面ライダーを中心に多国籍なヒーローを取り扱うブランドへと進化した